主婦が自転車で月間走行距離目標2500キロを完走した・・・
今から二年前までは小学校以来ママチャリにも殆ど乗ったことがなかった主婦・・・
自転車で一ヶ月に2500キロ走りきったら何が見えるのだろうか?・・・
にほんブログ村一般的に?一ヶ月で2500キロを走ろうとすると、
『私と自転車どっちが大事~?!』とか、
『また自分だけ遊んで』っと彼女や嫁に罵られるでしょうか?w・・・
そんな時は、『解って欲しい』という気持ちは心の奥底にしまい込み、
『お前の方が大事に決まってるやろ~』っと、
嘘でも良いから彼女を後ろからギュッと抱きしめてあげれば、
きっと喧嘩にはならないでしょう?・・・
それでも、グーパンチやライダーキックやティッシュの箱が飛んでくるのなら、
彼女は間違いなく月一回訪れる女子周期の前ですな。・・・(って知らんがな)
我が家は、夫ではなく嫁が
遊び呆けてるのですからwいいえ、私の場合は仕事です。『お・仕・事』・・・(って知らんがな)
月間2500キロを走る為に、睡眠時間を3時間削り、
テレビドラマを見る時間を2,3時間削ればなんとか時間的には問題なかったかな。
走らせてもらうからには、主婦業である炊事、洗濯、掃除は一切サボらず完璧に。
汚さないように、散らかさないように生活したり、常日頃以上にパーフェクト。
片付き過ぎた室内で夫は落ち着かなかったかもね?(笑)
2500キロ走って、一番上手くなったのは、
前を走る先生のタイヤにギリギリの位置まで近寄れる、『ドラフティングです!』
っと言ったら先生にシバカレルだろうか?・・・(笑)
この一ヶ月間、指導してくれた先生はE1で年間ランキング上位で活躍中。
今年の堺での素晴らしい走りを生で見たかった・・・
にほんブログ村月間2500キロの目標を持って走り始めて最初の2週間は、
一日70、80キロがやっとこさ。
90キロ走った翌日は、20キロの貯金を直ぐに使っちゃって50キロしか走らなかったり。
週末に仲間と長距離を走って距離を稼ぐように言われたが、
私には、長距離を一緒に走ってくれる仲間が、
チーム員以外にはいないことを忘れていました(笑)・・・
残り半月で1500キロを消化しなければならなくなり、
毎日、100キロ越えを走っていました・・・。
運良く天候にも恵まれ、雨が降って完全休息した日が一日のみ。
雨のなか走った日が2日。
レース前の休息日が3日。
毎日100キロ走っても身体の故障もなく丈夫だな。っと思っていたら、
2100キロを走った頃に、発熱も痛みもないのに胃の働きが完全に止まり、
固形物はおろか、水さえも受け付けなくなり苦しかった・・・。
身体の中のエネルギーがなくなり、心拍も上らず力が入らない・・・。
のろのろ10キロ走っては休憩し、
また10キロ走っては休憩して何とか120キロ消化w
レースに参加した日を差し引いて2300キロで構わないと言ってもらうが、
ここまで来たらそこは譲れなかったw・・・
上りで辛いときに、辛さを忘れようとボトルの水を頭から被ったら、
最近ではボトルに真水を入れていたのに、この日に限ってグルタミン酸w
ヘルメットから滴る滴がネットリと甘いし、サングラスのレンズは曇るし、
ガーミンの画面は白く濁ってネトネトで最悪。
甘さに釣られて衣服に虫が飛んでこないことを祈った日があったりw
『よく同じ所を走っていて飽きませんね』っと言われて初めて気付いたことは、
私は、どうやら前の人のタイヤか、アスファルトを見て走っているようで、
前の人から千切れた時に二度、道を間違えたことがあるw・・・
2500キロも走ったのに、どのコースも殆ど覚えていないw・・・
ニョロニョロと道を這う蛇は何匹も見たっけ。
勾配18%の激坂を上った後には、
素晴らしい景色が一望できた。(携帯カメラでは伝わりませんが)
最後の2500キロに到達する日は、
一ヶ月間コーチしてくれ、励まし続けてくれた先生と一緒にゴールしたかったので、
当日は、サイクルメーターを小まめにチェックして、
残り、3キロ付近で小休憩・・・。
さぁ、いよいよ2500キロ完走に向けて走り出したら、
すぐに上り坂に差し掛かり、見事に先生から千切れてしまいました~~~w・・・。
2500キロゴールは、そこはやっぱり先生と『ハイタッチ』でしょ?・・・
『感動のハイタッチでしょ?!・・・』
って、先生がいな~~~~~~~~~~~~~~~いwww・・・
千切れた上り坂で先生を必死に追いかけて、
上り坂のトンネルの中で独り寂しくも2500キロに到達してしまいましたw・・・
仕方なく、『トンネルの中で独り寂しくにやけてみた・・・』(怖いわっ)
『走った距離と流した汗と涙は裏切らない』って本当だったらいいな・・・。
っと思っていたら、2500キロを完走し体調が8割程回復した日、
もう一名の実業団の方とご一緒させて頂きました。
にほんブログ村先生の後ろにツキイチで平地50km/hという実業団のレース巡航速度を体験したり、
いつもは10km/h以下でしか登れなかった上り坂を20km/hで上ったり、
向かい風の巡航も全てクリアし、
平地47km/h巡航にも付いていき、チラッと前を覗くと上り坂だったので、
そこから右に出て実業団男子を刺し、その方と先生を脅かし、
再度抜かれた後もギリギリ千切れずにしがみつけたのか?
その時の先頭の速度は54km/h・・・魂抜けたぞw
その日の走りは先生に120点満点をもらい、
実業団の方の、
『君、パワータップ付きホイル?俺、決戦ホイルやしw・・・』
『普通の女子だと思ってました』、という言葉は最高の誉め言葉でした(笑)
がしかし、もう一本本気で走られたら完全にノックアウトで、
風のように速い列車には全く乗れなかったw(そんなもんだ)
一ヶ月間色々ありましたが、
私の場合、ここがゴールではなく、ここから始まるらしいです・・・。(何が?)
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