熊野の三日間のレースはとても厳しいから、
私には完走できる日は無いと言われ、脚切り覚悟で挑みましたが、
現在の私にとってはそれはそれはとてもとても厳しいレースでした。
よくまぁ、初日で『もう帰る』っと逃げ出さなかったと自分でも思う・・・
三日間のレース中継を、
MOJYUMA監督のブログで小まめにアップされていたのをご存知でしたか?(笑)
興味がある方は覗いてみてください~
厳しいレースの詳細はJBCFの概要などをご覧ください。
結果は、
1日目:新宮市大会(DNF)
女子がスタートして直ぐに15秒遅れでスタートした黒潮クラス(一般男子)に、
2コーナーで追いつかれ混走となりペースが40km/hに上がる。
黒潮クラスの男子に付いて走っていると、側道より道路にはみ出た落車があり、
突然前者がフルブレーキで自分もフルブレーキw
あちこちで落車があり、それに注意したり場所取りに気をつけながら走る。
心拍は終始175bpmくらいで余裕は一切なかった。
折り返しの手前の、トンネル手前の上りで力尽き千切れるw
途中で女子3人のパックができたのでゴールを目指す。
ノーマルクランク×25Tのカセットで挑み、
ゴール手前の上りで二人抜けたことだけが良かったとこかな・・・
いつも熱い声援を送ってくださるteamまんまさん達の、
『頑張って!!!』『上りはここで終わりやッ!!!』
という温かい声援がなかったら脚をついていたかも知れない・・・
リザルト上は最下位ですが、唯一初日は最下位じゃなかった。
その場にいたDNF者は全員まとめて『アウトー』っと百羽一絡げみたいな扱い(笑)
2日目:熊野市大会(14位、最下位)
前日下見をした時にスタートまでの上りで遅れても、
焦って心拍を上げてしまわないように気をつけるよう注意する。
スタート直後の1つ目、2つ目の上りを耐えて耐えて・・・
この時点で心拍は既に99%に達していて、
自分にとっては3つ目の上りでそれ以上に上げてしまい千切れたw・・・
そこからずーっと一人旅w
一人で50km/hオーバーで走っても前のパックに追いつけずww
それでも後ろには黒潮クラスの方がいて最後尾ではなかったのに、
千枚田に差し掛かると、黒潮組は諦めたのか、
『こちらが最後尾です!ご声援ありがとうございます!』という誘導車に捕まるw
それでも必死でもがいていたら、遂に山頂ゴールの女子回収車に捕まり、
『乗るか?』っと甘い囁きで唆されるw
(あれ?脚切りは無いと聞いていたのにまさかの脚切りか?・・・)
と、思いつつ首を横に振ると、
『今から女子の回収に行くからもう乗るか?』っとまた囁かれるw・・・
で、もう喋ることもままならないくらいしんどかったけど、
『ゴールします・・・』と呟いたら、
『よし、じゃー頑張れ』っと回収車が走り去ってくれたが、
そこから呼吸が乱れ、恐れていた過呼吸勃発www・・・
苦しくて苦しくて口に手を当てながらヨロヨロでゴールしたみたいだw
ゴール後、過呼吸が治まるまで救護の方や、助けてくれた女子の方々には、
心より感謝しています・・・
3日目:太地町大会(DNF)
三日間とも最下位という結果は避けたかったので、
前日のレース後、太地町コースを試走し上り坂を暗くなるまで何度も何度も上る。
そんなに急に上りが速くなるとは決して思わないが、
ちょっとしたコツやきっかけで少しはマシになるはずだとぉ・・・
もともと上りは激しく遅いけど、このところ更に上れなくなったように感じていて、
ちょっとしたアドバイスだけで楽に上れる何かを掴む。
レース本番は、何度も上った上り坂の真ん中で女子が座って上っていたが、
自分がシッティングだと遅れるのでダンシングで上ると、
最後のキツイ箇所はみんなダンシングで上っていたが自分はもう立てなかったw
で、誰よりも先に千切れそこから必死で走るがDNF・・・
熊野3day'sは悔しい結果に終わったけど、
これが今の自分の実力だと反省する点や、まだまだ強くなりたいと思った。
こんな実力で三日間のレースを逃げ出さずにスタートラインに立てたのも、
毎日沿道で温かい声援を送ってくださった地元の方々や、
一人孤独な参戦を気遣い声を掛け続けてくださった他チームの方々や、
メールで毎日励ましてくれたチームメイトや、
三日間入念に整備してくれたメカニックさんに、
スタッフの皆さんや、救護の方々、そして同じフェミニンの方々の熱い気持ち・・・
皆さんのお陰で最後までスタートラインに立とうとする気持ちがそこにあった・・・。
振り返れば、平地ならそこそこ走れるんだと自信満々に挑んだ4月の白浜クリテで、
自分の実力の無さを思い知り、『自分には無理だもん・・・』っと先生に悪態ついた日・・・
完走で良いからと何度も説得された伊吹山ヒルクライムでは、
日頃の疲れと朝から調子が悪く、先生に連絡を取りたくても、
下山用の荷物と一緒に携帯を預けてしまい先生と連絡が取れなくなり、
それを良い事に、先生の指示を無視して、
ヒルクライムの女王の金子選手に付いて行こうとして酸欠で救護車に回収された。
先生に、『あれほど完走で良いと言ったのに信じられへん』っと激怒され、
もう登るのも、酸欠や過呼吸が怖くてノロノロノロノロ上り、
レースなんだか、自分との戦いなんだか色んな面でいっぱいだった比叡山ヒルクライム・・・
今回の熊野3day'sを終えた後、3日間で強くなれたか?っと先生に聞かれたときに、
『精神的には強くなれたよ。肉体的に強くなるのはココからだよ~』
っと言える自分がいた・・・。
厳しいことを言われても、悪態つかずに受け止められる桃春がいました(笑)
『次は広島のレースですか?』っと聞かれたときに、
『いいえ、実は富士山ヒルクライムにエントリーしたんです』
っと言ってる自分www・・・何を考えているんでしょうか!?あはははは(滝汗)
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