開幕戦の宇都宮クリテリウムから、
既に5戦を走り終えているのにブログが停滞中である…
が、少し時間ができたので、
『いま自分に出来ることを…』と考えると書き溜めたブログでも書こうかな。
溜めすぎて長文です…。いえ暇なんです…。
4/6【舞洲クリテリウム】昨年JBCF一年目のレースは、殆どがDNF常連者だった私ですが、
今回は、強豪選手がいなくて表彰台を狙えるメンバーだった。
初戦の宇都宮クリテを走り切った時にそう思える自信が持てていた。
今回のレースは、
自分が自転車を始めた頃は、
『どんな勝ち方でも勝てば良いんでしょう』っと思っていた私に、
自転車界では、ツキイチちょい刺しで優勝や入賞はやってはいけない
っと教えてくれた言葉を思い出すレースでした…。
ツキイチ入賞は認めない。そんな走りは認めない。
表彰式で、竹芝サイクルレーシングの高山選手が、
『4年目で初めての優勝です』と話されていたのを聞いて、
私も涙がこぼれそうでした。
レース詳細は、私よりも忠実な自転車先生のブログを拝借しようと思ったら、
毒舌すぎて抜粋すらできないではないか~!…
レース直後にブログを書いたら自分もえげつない毒を吐いてしまいそうでした…
レース数日前に、
『表彰台を狙うのか?』『優勝を狙うのか?』っという問いに、
『少しでもチャンスがあるのなら、失敗して表彰台を逃しても良いから勝ちを狙いたい』
と告げた。
そこから、入賞ではなくて優勝を狙う作戦に切り替えられ、
練習内容も更に強度が上がり、インターバルや先頭固定の13kmTTや、
Sさんと先生との朝4時起床の朝練にも毎週さぼらず参加した。
レース当日はいつもと変わらず落ち着いていた。
一周850mを18周回
強風で前に出たくないが、誰かが前に出ないとレースが成り立たない。
先頭は5名しかいないのに、ローテーションは回らない。
私と、竹芝サイクルレーシングの高山選手が主に前を引く。
高山選手が先頭交代の合図を出しても無視だ…
全員で明らさまな無視…
『みんなしんどいんだし、みんなで回しましょう』
っという高山選手の声掛けにも全員無視。
人数が少ないのに、意地でも前に出ようとしない選手の態度。
先頭に出てしまうと道幅を端から端までを使う程の大きな斜行をする選手。
そんな選手の後ろは危険なので前に出ればいいだけだ。
そんなつまらないレースを観戦していた先生から、
早々に『逃げのGO!サイン』が出た。
今回は必ず逃げの指示が出ると思っていたら、
残り13周を残してのGOサイン…
一瞬、『え?今か???…』と思うが、
きっと今がチャンスなのだと、先生の指示を信じて集団からダンシングでアタックする。
竹芝サイクルの高山選手は来るだろうと思っていたら来なくて、一人逃げだった。
ガツンと掛けたアタックで集団が小さくなり、
このアタックをきっかけにラップする。
昨年は、ラップされた私がラップした…。
残りの距離を考えると、
普段の練習での【13kmTT】をイメージすれば何の不安も無かったが、
先生は、『集団に追いつかれても千切れないペースで逃げろ』と叫んでいる。
何度も何度も先生の前を通る度に、
先生は、『追いつかれてもゴールスプリントできるペースで逃げろ』と叫んでいた…
この言葉が自分の走りを迷わせる。
思い切りいってはいけないのだと惑わせた…
結果、集団との距離は伸びずに『戻れ』という指示で集団に戻る…
残り5周で集団に戻ってからも、
高山選手と自分以外は集団の前に出ようとしないので、
思わず、『(いい加減)交代すれば~!!!』っと言ってしまう…
その罵声に反応した一人がやっと前へ出た。
残り4周目は脚が疲れきって重かった…
もうここで終わってしまうのか?と思うほど苦しくて、
強風向い風区間での前とのたった5メートル程の差がなかなか埋まらず、
気持ちを振るい立たせ、ダンシングで追いかけ磨り減った脚を使い切る…
ラスト周回の鐘が鳴り、ペースアップで必死でもがく。
最終コーナーの手前を先頭で入る予定が、
3番目で入り、またしても斜行でインをつかれて4番手で抜ける。
ゴールスプリントの脚は残っておらず一人に刺されて5位だった。
表彰台は逃してしまうが納得できる走りが出来たし、
今までの最高順位を更新したので嬉しかった。
何よりも今回のレースは誰よりも積極的に走り、
レースを動かしていたのは私だと先生からは『敢闘賞』をもらい嬉しかった。
4/13【伊吹山ヒルクライム】昨年はヒルクライムの女王である金子選手について行こうとし、
早々に過呼吸を起こして回収された…
今思えば、その頃は既に赤血球が不足していたのかも知れない。
で、今年は何がなんでも頂上まで上り切るという約束。
こんなんで良いのだろうか?と思われてしまうでしょうが、
上りの練習をしていないので自分としてはこれで良いのです。
スタートして直ぐに勢いある先頭集団に乗ってしまい、
危うくまた撃沈するところでした。
暫くしてペースが速いことに気付き、自分のペースに切り替える。
後ろから抜かれてもどーぞどーぞと抜いてもらう…
それでも心拍はずっと180bpm台だったので決して手を抜いたわけではない。
途中で苦しくて何度も何度も止めたくなったが、
後からスタートした男子が『頑張れ!』っと声を掛けてくださり、
最後まで諦めないで頑張れた。
先頭集団は静かだが、後方になるにつれ選手の息使いは荒々しい。
サイコンの音も『ピコピコピー、ピコピコピー』と鳴り響いている。
知らないであろう先頭集団の人にも聞かせてあげたい。この苦音…。
残り5kmの標識からが苦しくてゼーゼーハーハーピコピコピー…
ゴールラインの手前で、後方からディーゼル車の音がして、
振り返ると大きなハイエースが上ってきたので、
やっとの思いでここまで上って来たのに今年も回収されるのか?
っと必死で逃げたら自分のチームの車でした。
『ラストや~頑張れ~』と監督が大声援を送ってくれ、
クタクタになりながら、必死でゴールラインを踏む。踏んだ。踏めた。
ゴール後は、心配してくれていたチーム員や監督の顔を見たら涙が出た。
上りきれた事が嬉しいというより、
自分で最後まで諦めずによく頑張ったと褒めてやりたかった。
これで心底、ヒルクライム嫌いが伝わったはずだ。
ゴールはしたけど、今年のルールはトップ選手から15分でFADとなり、
1分程足りなくて記録はFADだった。
あと1分をどこかで縮めることなんて出来なかったと思う。
しかし、上りの練習をすればもしかして?なんて考えてしまう…
4/19【南紀白浜TT】この日までにTTバイクでの練習が2回しか出来なかったが、
TTバイクのポジションも悪くないし、ロードバイクよりも楽しい。
っが、コーナーが激しく遅いことが判明した…
一周1,5kmを二周回。なのでコーナーが4回。
結果は6着で、4着とは5秒差だった。
この5秒差は4つのコーナーだけで縮められたな…
4/20【白浜クリテリウム】土砂降りの雨昨年の同大会では、走力もないのに積極的に我武者羅に走ってDNF。
集団から千切れ、悔し涙を流しながら走ったレース。
泣きながら走っている姿にカメラを向けられ、
『頑張れ』という言葉の代わりにシャッターを切られる事に屈辱感を覚えたレース…
この昨年の白浜のレースがあったから厳しい練習にも耐えてきた。
屈辱感を晴らすため、またこの地に帰ってきた…んな、大袈裟な。
しかし、やる気はあるが集中力に欠けていた。
朝、コンビニで買った弁当を温めてもらうと、
貰い忘れてレンジの中に置き去りにされた弁当。
集中力に欠けていたのはレジのおばさんか?
雨なのに、チューブラーの空気圧が高すぎると言われるが、
落とそうとしないので皆が議論し始める。
ローラーに集中したいが珍しく集中できずにイラつく…
他人のせいにしている時点で終わっている…
それほどローラーを回していないのに蒸し暑くて汗びっしょり。
ローラーで汗をかくなんてこれまた珍しい…。
インナーシャツを長袖から半袖に着替える。
スタート前に車検を受け、自転車を置いてトイレに行き戻ると、
なんと号砲の合図で女子がスタートしているではないか!!!
『ええええええ?????』
スタート時間の変更があったのか?
時計が狂っていたのか?
全く意味が分からない???
っで先生が関係者に言い寄ってくれたら、
女子だけ市長さん?と1周回のデモレースだと…
そんな話はブリーフィングであったのか?
無駄に心拍上がって集中力が更に欠ける。
弁当を渡し忘れたコンビニのおばさんとどっちが…なんてどーでもいいか。
スタートして、智野選手がアタックするが誰も追わないので自分も追わず。
雨が怖いわけでもないが消極的になってしまう。
いつもなら前で走るのに、ずっと7,8番手辺りをウロウロと。
パナソニックの坂口選手が積極的にリードする後ろにゾロゾロと…
やはりローテーションは回らない。
先頭に出た選手の後ろに坂口選手が付くと、
道幅をいっぱい使っての斜行をする選手。
毎レースの度に大きな斜行をする選手の後ろは危険極まりない。要注意だ。
結局、最終コーナーへの集中力がなく慌てて大きく空いていたインを攻めるが、
オートバイのようには上手く回れず失速する。
残った脚でゴールスプリントを開始するが時既に遅し。
ゴール後、先生が出迎えてくれました。
ううん、自転車のトップチューブに跨り仁王立ち。
出迎えたのではなくて、声を荒げて怒りたいのを堪えている面持ち。
周りの皆が気を使ってくれるほど怖い雰囲気…。…。
ヘラヘラと笑っているのは自分だけ。
出し切れなかった日は涙も出ないや…。
でも先生は駄目だった事ははっきりと言ってくれるので有難い。
どんなに厳しい言葉でも受け止められる。
厳しい練習を乗り越えるだけのコミュニケーションも取れているので大丈夫。
陰でブツブツと呟かれて被害妄想で苦しむよりもいい…。
車に帰ってからも先生に詰られていると悔しくて、
ワンワン泣いてしまいそうで涙を堪える。いやメソメソ泣いていた。
舞洲に続いて同じ失敗を二回したなと攻められたので、
『だったら、見本を見せてよ!!!』っと小さな反撃をする。
すると、
先生が優勝した…E1に上がってから6年間一度も勝ったことがなかった先生が、
苦手なポイントレースで優勝した…。
二位、三位は何度も獲ったことがあるけど、一度も勝ったことがなかった先生が勝った。
先生が、アシストがいてくれれば…と呟く度に、
女子なんてアシストなんていないし、私だっていつも独りで戦ってるよ。
なんて言葉はもう無用である…。
表彰台に立つ先生は輝いていた。
6年間待ちわびていたことを思うと嬉しくて泣けた。
私は勝てなかった先生を二年間しか知らないけど、
勝ちたい気持ちに対する6年間の話はたくさんたくさん聞いていたので、
『感動した。』
先生を祝福してくれる他チームの皆さんの微笑ましい姿にも感動した。
6年間か…長い長い道のりだったろうな…。
表彰台では涙を堪えていた先生だったが、
幼馴染の相棒に電話報告している時には泣いていた…
一緒に泣いたり笑ったり、
一緒に感動し合えるチームMOJYUMAで、
残りのレースも頑張っていこうと強く思えたレースだった。
5/4【きらら浜クリテリウム】3位初入賞…今シーズン年初に掲げた目標は、
第二集団のトップでゴールする事と、
入賞もしくはチャンスがあれば優勝を狙うことだったので、
早くも目標を達成し、憧れだったJBCFの表彰台に初めて立てたのですが、
出走人数が4名だったので、ゴール後私を迎えてくれたチーム員が、
『おめでとう?』なのか『残念?』なのか???
どっちなのかと第一声を迷っていたのは気のせいでしょうか~?
ゴール前で見てくれていた自転車先生に恐る恐る近寄ると、
最終コーナーを4着で入ってしまうが二人刺して『二位だ』っと微笑んでいました。
でも、ハンドルを投げていれば刺せた差で刺しきれずに『3位』だったみたいです。
チップを返却した時にも主催者に二位だと言われたのにやっぱり3位。
写真判定でも『3位』でした…
今回のレース前は勝ちを狙っていたので、
作戦を練る。練る。練る。練る。
練りすぎて自分自身の走りを見失い自信と勢いを失くしてしまった…
ラスト3周くらいで逃げたいが、監督からは前に出るなという指示。
監督の目を盗んで、監督が見えない所で前を引く…
積極的に走りたいが今回はどうしても入賞は外せなかったので、
監督の指示を守る。でも監督の目を盗んで前に出る。
だってレースは4人なんだから、必ず先頭の順番は回ってくるでしょう。
それでも先頭を一度たりとも引かずに走る選手がいました…。
ゴール後、監督は酷いレースしよんな。と激怒していました。
監督が激怒していたので、私が怒られているのか?と、
チーム員も声を掛けれないほど…。
初めての3位で喜ばしいはずなのに、
チャンスはここだと絶対勝つつもりで走ったので納得してない自分がいた…
初めて表彰台に立ったのにその姿を、
自転車の先生がレース中で見てもらえなかったのが残念だった。
脚で稼いだ賞金は、少しですがみんなの交通費の足しにしてもらいました。
今年の目標は、
第二集団のトップでゴールすること。
入賞、チャンスがあれば優勝。
総合ランキングトップ10。
の3点ですが、
もう5,6,7着では褒めてもらえないところにきています…。
もう、我武者羅だけでは通用しないところにきています…。
昨年は殆どのレースがDNFだったことを振り返ると、
間違いなく大きな成長をしていると思います。
それもこれも、MOJYUMAの監督やみんな、
そして最後まで諦めない気持ちを教えてくれた自転車先生のお陰です。
これからも自分を信じることを忘れずに前へ進みます。
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