2016年08月04日

JBCF【2016湾岸クリテリウム】★★★★★

JBCF【2016湾岸クリテリウム】

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開催日: 2016年7月31日(日)
開催地: シンボルプロムナード公園セントラル広場 特設周回コース 800m/1周
住所:東京都 江東区青海1丁目

レース距離:800m×20周回=16km
スタート時間:15:15~
天候:晴れ

結果:10位/25名
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サポート協力:
YONEX株式会社様、
ワコールCW-X
ウインクレル株式会社



東京はお台場横の公園にて開催された湾岸クリテリウムは、
今回が初めて走るコースでした。

レースが公園で開催されるときは路面がタイル貼りの場合があり、
雨が降るとデンジャラスになり要注意となります。
この日は時折黒い雨雲がザーッと雨を降らせましたが、
フェミニンのレース中は快晴となりました。


レース二週間前は体調不良でずっと上げたくても上げれない状態が続いていて、
レース当日のニ三日前よりやっと体調が回復してきている様子が伺えた。
そんな状態だったので、応援してくださる皆さんに調子はどうですか?っと聞かれても、
顔面に偽笑顔で『頑張りますっ!』としか答えられなくて本当に申し訳なく思いました…
レースに帯同してくれた監督も自転車先生も気を使ってくれて、
戦略的なことは何も言わず、頑張れという言葉さえも言わずにいてくれたのが心に染みた…



20分間の試走は時間半分からザーッと雨が降り出した。
ドライ、ウェットの路面チェックと、上った後の180度ターン、
下り切った後のコーナー、大きな360ターン、ターンからの直角コーナー、上りを確認。
先に走った自転車先生からアドバイスされた事を一通り確認後、
苦手な上りをいかに楽にこなすかのイメージをしながらダッシュで心拍を上げる。



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スタート地点は大勢の観客に包まれ、
現地で応援してくださる皆様や大会を開催してくれる主催者様、
サポートしてくださるメーカー様に感謝を捧げ整列し、
そしてどんな状況であれ最後まで全力で走ることを誓いました。


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今回のレースメンバーは元オリンピック選手に、全日本選手に学生選手権覇者と、
そうそうたる顔ぶれが揃い開始から厳しいレース展開になることが予想され、
前の位置で走りたいがなかなか前に上がれずにずっと苦しい展開でした。



序盤から苦しくて、監督の前を通る度に2,3個前に上がるように何周回も言われますが、
得意な下りで前に上がりたいが全然踏めなくて上がれず、
いつも言われたことは直ぐに出来るのにこれ程までに思い通りにいかないとは…

苦しくて苦しくてどうしようもなく苦しくて集団の最後尾に必死でぶら下がり、
レース中のどの写真を見ても私にスポットが当たっているものは,
当然ながら殆どありませんでした…。




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自転車先生から送られる注意事項を必死で守りながら、
監督に同じことを何度も言われてやっと前に上がれたのはたった3周ほど。




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それでも元オリンピック選手のコーナーリングをトレースしたり、
自分よりも体格の良い選手の後ろに張り付き少しでも休めるようにと、
千切れないように走るだけで精一杯で、自分から何かできる戦略なんて何ひとつなかった。





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ただ、この日は珍しく上りが調子良く前からも千切れなかったし、
落ちてくる選手を抜いて上れることが出来たのが唯一の救いでした。



20周回のうち残り5周くらいは本当にもういつ千切れてもおかしくない状況の中、
何度も何度も歯を食いしばる。苦しくて何度も何度もベーッと犬のように舌が出る。
もうアカン。もう限界や。という域はとっくに通り越していて地獄域。
『耐えろ耐えろ、我慢や我慢』という気持ちだけで走り続けていました…。


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苦しくてもう駄目かもしれない…と思ったとき、
私よりも先にレースを終えた自転車先生の頑張りが蘇った…
この日の自転車先生は脚の調子は良いが体調が悪く何度も嘔吐していて、
レース中は序盤も顔色が悪く逃げの3人に単独ブリッジして終るつもりなのかな?
っと思わせたが、


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最後はきっちりと弱虫ペダルの表彰台独占を阻止して3位に入賞した。
という、そんなカッコイイ姿が何度も何度も蘇り自分も頑張れた…。



そして残り1周のジャンの音を聞き最後は上りのラストスプリント。
ここまで来たらもう千切れてなるものかと全力出し切る。
本当に記憶が飛びそうなくらい苦しいところからの上りスプリント開始。
最後尾から踏んでいくと自分が伸びていくのが分かり、
右側から3、4人捲くって10位でゴール。

残4周回になってからの4人の逃げがなかったら3位になれてたかもな~…
なーんて、図々しい夢が頭を霞めるほど頑張りました。
なかなか常に先頭集団でのスプリントができませんが、
練習量では誰にも負けてないのでこれがいわゆる練習プロなんでしょうか?笑

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(スプリント写真提供:BOSS高木様)

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しかし、苦手な上りで人よりも加速するというのはとても嬉しい。
YONEXのフレームに随分と助けられているのだと思うし、
何よりもずっと地獄域で走った後の天国は最高に気持ちが良かった…。





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ゴール後は沿道でずっと大声援で励ましてくれた監督の所に駆け寄ると、
『よー頑張ったな』っと労ってくれた…。

サポートしてくださっているYONEX様には、
『学生や今日の面子で千切れなかっただけでも凄いです』と慰めて頂き、
また、現地まで駆けつけてくれたMOJYUMAファンのご夫妻からも、
『最後まで諦めないで走り抜く姿に感動しました』etc…質問攻めにしてもらい、

そして自転車先生にも、『体調の優れないなか良くやったやん』っと、
皆様から労って頂いたこと、そして皆様からの温かい声援を頂けることに感謝して、
常にもっと上位で走れるようになろうと強く強く思いました…。




レース後は、

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ファンの方からの差し入れを頂き至福の時…



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東京駅でラーメンを食べて、

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頑張ったご褒美にと大好物を買ってもらい、


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少しだけの観光を楽しんで来ました…。

この日の主役は、
ゲロ吐いても入賞する自転車先生ではなく、10位だったこの私ですっ!!!
自転車先生が、『俺の入賞は誰も誉めてくれへんぞ』っと呟いていたのは内緒ですよ…


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posted by 桃春momoharu at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする