先週はSNSではもう皆さんご存知、チームMOJYUMAのメンバーと、
岡山国際サーキットで開催されたエンデューロに参戦してきました。
結果は、
トロフェバラッキ
優勝7時間男女混合エンデューロ
優勝一般レースは全力で楽しもうと、
ふざけたチーム名を付けたのは自転車先生なのですが、
私達のチームはレース開始序盤からずっと1位をキープしていたので、
MCからアナウンスで何度も読み上げられる『オッパシGカップ』…
『オッパシ』『オッパシ』って何十回言わせたことでしょうw…
事前に優勝インタビューをするのは嫌だ嫌だと断っても許してくれず、
自転車先生の指示で私がマイクを握らされましたが、
『オッパシGカップ』には観客は大失笑でしたよ。ぷぷぷぷぷ…
マトリックスの安原監督がいらっしゃればきっと突っ込んでくれたに違いないwww
さてレースですが、
まず前日は、普段なかなか一緒に走れない兵庫県在住のチームメイトのお宅へ移動し、
一緒に走ろうと計画していましたが空は雨模様…
それでも何とか晴れ間が見えたうちに素敵なカフェに案内してもらいました。
自転車先生が注文したスペシャルなランチは、
お皿の大きさにも驚きましたがそのお皿に盛り付けられた、
三人前くらいのカレーピラフに、大きな唐揚げにコロッケ、サラダとテンコ盛り!!!
私が注文したランチもアーモンドバタートーストに、
オムレツかと思いきや、玉子の中からピラフが出てきてビックリ!
でも、炭水化物をモリモリ摂取して翌日のレースに備える…
もう胃袋には晩御飯を入れるスペースが無いくらい食べましたが、
それから数時間後に買出しに行き簡単な物を作って食べる。
私達のチームはチームメイトと寝食共にするという
仲間と一緒に過ごす時間も楽しみます…
そしていよいよエンデューロですが、
私は過去、ロードバイクに乗り始めて間もない頃に個人で5時間エンデューロと、
3人で10時間エンデューロの二回しか経験がないので、
エンデューロに関する戦略や知識はなく、
7時間を単純に、
自転車先生90分間、
taku君90分間、
コバさん90分間、
チュウ太君90分間、
私60分間、
男子は90分間、女子は60分間、
という大まかな時間配分での計算しかしていませんでしたが、
今回5名で7時間男女混合エンデューロに参加したメンバーのうち、
走力では一番頼りになる自転車先生はなんと今回が自転車暦20数年にして初参戦。
鈴鹿や播磨中央公園他でのエンデューロ参戦の経験が豊富なtaku君や、
岡山国際のエンデューロやブルベを走ったことのあるチュウ太くんに、
個人で10時間エンデューロを完走したことがあるというコバさんもいるので、
私としてはとても心強かった…。
女子が走らなければならない規定周回数は設けられていないので、
男子は全員一回で90分間に女子は60分間。
この作戦が予想以上に上手く行けば、
チーム最年長の私は1周だけ走れば良いんじゃないっ?!と、
余裕満々でいたのですが、が、が、がががががが、
そう、余裕満々のはずなのですが…、
まず、第一走者はチームのエースである自転車先生から。
スタート地点に並ぶ我がチームのエースは流石に余裕の表情。
先導のマトリックスさん達の直ぐ後ろに並ぶことができたので、
レースがスタートしてからの30分間くらいは、
先導のマトリックスさんのトレインにツキイチで周回を重ねる…
ホームストレートに戻ってくる集団はとても安定した走りで一見スローペースに見えますが、
綺麗に縦一列になっていて、速度はアベレージで43km/hは出ていました…
コーナーワークも流石ですね~。
予定通りの90分を難なくこなしてというよりも、
この後のトロフェバラッキのアップに上手い具合に当てられた様です。
交代のタイミングなどを上手く駆使してライバルと1周回の差をつけてくれました。
エースの自転車先生が危なかったといえば、
借り物の自転車のブレーキが自分の物とは左右逆になっていて、
フロントブレーキを思い切り握ったつもりがリアブレーキで、
リアホイルをロックさせながらピットインしてきたことでしょうか…
計測チップの付いたリストバンドを取り外す人、取り付ける人、
次の出走者の後ろを押す人など、全員で協力して走者を安全に送り出す…
近くのピットではピットイン後に立ちゴケする人も頻繁に見られたので、
声を出し合い前後の安全を確保しつつスムーズに送りだす事も重要でした。
普段、走ること自体には慣れていますが、
初めての経験や不慣れなことに緊張しました…
そして第二走者はエンデューロの経験が豊富な『taku君』です…
taku君も自転車先生同様に90分間をトロフェバラッキのアップに当ててもらう予定でした。
先頭集団で安定して90分間走り続けていた自転車先生がピットインし、
その後、ダッシュでピットアウトし先頭集団の先頭に上手く乗れるところは流石のtaku君ですが、
走っていた他のチームの方に、『7時間ロードですか?』っと聞かれ、
本来なら私達は男女混合なので、『NO』と答えなければいけないところを、
『ロード』と『男女混合』を間違えて『Yes』と答えると、
そこから激しい戦いの振り落としが始まったそうで、
taku君が何度も何度もアタックに反応して先頭集団はバラけ始める…
自転車先生とtaku君はトロフェバラッキにも参戦するため、
レース7時間のうち残り4時間はエンデューロを走れなくなるので、
残る3人で4時間を走りきらないといけなくなる。
その為に少しでもライバル二位との差を稼いでくれているのだと思い、
taku君の勇ましい走りに声援を送っていたのですがどうやら違ったようでして、
なんとここで、
大誤算発生!!!taku君が、ノルマ90分間のうち30分で交代要請してきた!!!
交代要請が早すぎてtaku君の走っている写真すら無いわ、
第三走者のコバさんが急いで準備して交代に備える…
もう脚が攣りそうで危なかったというtaku君も無事にピットインし、
予定より時間は短かったもののライバルとの差を二周回まで稼いできてくれました。
過去に一人で10時間エンデューロを完走したことがあるコバさんも、
本来なら90分間を走る予定でしたがそれに加え、
taku君の失態をできるだけ拭えるように頑張ってきてっと送り出す。
ピットアウトし7時間の先頭集団に無事に乗れたのですが、
三周回目には先頭集団を離脱し、4時間のクラスの先頭集団に乗ったりしながら、
ライバルとの二周回の差をキープしてくれていたのですが、
途中、4時間クラスが終了するためにピットが封鎖されてしまう、
その時間を読み違え60分足らずでピットインして来ちゃうー…
第四走者はコバさんから、
エンデューロは得意そうなイメージのチュウ太君へとバトンが渡される。
走力的に先頭集団には乗れないかもしれないけれど、
兎に角一人で走らずに集団を見つけて乗るようにと伝えて送り出す。
彼は個人のレースではいつもとても緊張してしまうのですが、
今回のエンデューロはチーム戦であり、しかも1位でバトンを渡されることに、
責任を感じていつもより輪を掛けて緊張していたように思います…
その彼に私が送った言葉が、
『大丈夫よ。どれだけ緊張しても普段出来てないことは出来ないし、
兎に角頑張って走っておいで。
全力で走ってダメな時は誰かが何とかしてくれるからッ!。』
って、文字にして読むとなんだか人事ですね(笑)
それから次は私の順番だったのでウォーミングアップをしており、
一度目のチュウ太君の走りはあまり見れてないし、
どのタイミングでピットイン要請、またピットインを指示されたのか把握できていないが、
チュウ太君も60分くらいでピットイン。
男子は全員が一人
90分間の予定が、
自転車先生以外は全員
大誤算じゃわいっ!さて、いよいよ第五走者である私の出番ですが、
男性陣が一時間を走りきるのがやっとだったので、
私にはチーム監督から5周回を走るように指示される。
当初の予定では7時間のうちのゴールに向けた残り一時間を任されたはずでしたが、
私が走り出す時点で、
『あとまだ3時間残ってますがぁぁぁぁぁ…』どうすんだよ、これ…はははw
自転車先生があと30分間くらい走ろうか?っと申し出てくれましたが、
taku君との優勝をかけた大事なトロフェバラッキがあるので遠慮してもらいました。
コバさんがピットロードの安全確認をしてくれて、
自転車先生が計測チップをチュウ太君から取り外し私に取り付けてくれ、
taku君に背中を押してもらい、
監督にはカメラのシャッターを人一倍多く押してもらい、
みんなに見送られてコースへと出て行きました…。
楽しそうだ…、
残りあと3時間もあるというのに実に楽しそうだ…。
自転車先生に小さくてもいいから必ず後ろから来る集団を見つけて、
次々と乗り換えていくように。と言われ、
コースに出ると、
集団がいなーい!前にも後ろにも集団なんていなーいwで、自分から積極的に声をかけると殆どの方が一緒に走ってくれたので、
一周目、二周目とどんどん声を掛けては誰かと一緒に走るようにした。
がしかし、みんな直ぐにピットインしちゃったり、
突然ダッシュしてせっかく出来かけた集団を崩壊させちゃうので、
そのままのペースを保つように声を掛け、みんなで行こうと誘導しながら、
5周目にやっと固定メンバーでの集団になったので、
私は予定より一周多い6周回を走った。
一緒に走ってくださった皆さんありがとうございました。
私の反省点は集団を作ることは出来たけれどその集団のペースを上げ切れなかったこと。
私が走り終えピットに戻ってくると、
トロフェバラッキに参戦する自転車先生とtaku君はスタート待機所に移動していて、
ピットには頼りになる二人の姿はありませんでした…
チームから参戦した自転車先生とtaku君二人のトロフェバラッキは、
ファーストラップも4分45秒と、どのチームよりも速く、
全10周回は二位と1分40秒程の差をつけての完全優勝でした。
2コーナーの下りから暫くその走る様子を見ていたのですが、
上り基調は上りが得意なtaku君が先頭を走り、
下り基調は下りが得意な自転車先生が先頭を走るという戦略と、
何といっても安定した走りには感動させられました。
『感動』できたというのもこの二人、
ここだけの話、taku君がチームに入部してきた頃は、
集団のペースは乱すは、真っ直ぐ走らないは、後ろの人の事なんて一切考えない走りで、
結構問題児だったんですよ…(ここだけの話ね)
誰にでも合わせられるあの自転車先生が、『アイツと走るとしんどいから嫌やねん!』
と、その証拠に当初はチーム練習会なんて一切開催されてませんでしたし。笑
トロフェバラッキを組むなら、普段ずっと一緒に走っている私が、
自転車先生の相手に選ばれていたんですよ…
それが、鈴鹿のチームTTを走るために自転車先生とtaku君が一緒に練習するようになり、
taku君に集団走行を教え、taku君の後ろにわざと遅い人をツキイチさせ、
その後ろの人を千切らない練習をさせたり、桃春ライドの先導役を任せたり、
一人で走る走力が十分にあったtaku君にとっては遅い人と一緒に走らなければならないという、
多大なる苦痛を感じていたのではないでしょうか?…
それが、今回自転車先生と息をピッタリ合わせて走る逞しい姿を見て、
嬉しかったし上りで自転車先生を牽く姿はとても頼もしかったし、
本当は、その席は私の特等席なんだよと妬けるほど感動しました…。
さて、話を7時間エンデューロに戻しますが、
トロフェバラッキが開催中も7時間エンデューロは継続中でして、
ここからが本当のエンデューロです。
残りの時間をコバさん、チュウ太君、私の3人でなんとかしないといけません…
そしてバトンは、私から再びコバさんへ。
コバさんは4時間の先頭集団に乗ったり、
マトリックスさんとローテーションしたりと、
なかなかの好走で一時間くらいを走ってくれました。
残り二時間を切った頃にはライバルとの差が、
1ラップに詰められたり、2ラップに開いたりを繰り返します。
ライバルチームからは、チーム内で一番遅い私を走らせろ~という、
プレッシャーも掛けられます(笑)
ライバルチームが普段、実業団レースでご一緒する方達で、
レース中はずっとプレッシャーの掛け合いが楽しめました…
最後の1時間はチュウ太君に頑張っ来てと託しますが、
『最悪ピットインしても良いですか?…』っと子犬が怯えた様な顔で訴えてくるので、
一応、いつでも変われる準備はしとくけど私の方がタイムが遅いんだから、
自信を持って走っておいでっと送り出したのですが、
ゴールまで自分が一時間を走りきらないといけないというプレッシャーからか?
途中でピットインすれば私に怒られると思って怖かったのか?
私よりも遅いタイムで周回していてライバルにどんどん差を詰められたので、
ゴールまでの時間とラップタイムを計算し、
私としてはトロフェバラッキが終れば、自転車先生を投入するという、
最後の『鬼的切り札』があるっと思っていましたが、
監督から、『あいつ等二人はもう絶対無理やぞ。』と先に釘を差されてしまったので、
チュウ太君を3周回でピットインさせ、残りをコバさんと私で走りきる作戦に急遽変更しました。
チュウ太君がピットインしてきた時の、
『強制解雇ですか?!』っと言った怯えた顔が忘れられませんw…
しかし、そのチュウ太君を慰める時間もなくレースはいよいよ終盤です。
ここまで来たら落車やパンク等のトラブルに気をつけるように、
と祈る気持ちでコバさんを送り出した後、
私もヘルメットを被りシューズを履き代え、
何があってもいつでも交代できるように準備万端で待機しました。
コバさんからは、最後のピットが封鎖される前に交代要請がなかったので、
自転車先生とtaku君と、チュウ太君と、監督と、私と、
そして京都から160kmを自走で応援に来てくれたダイキさんと、
MOJYUMAのチームメイト全員で一緒にコバさんが無事にゴールするのを、
見守り、拍手で迎えました…。お疲れ様でした。
また次回があれば、チーム数を増やしての参戦もしてみたいと思います。
今回、会場でご一緒してくださった皆様ありがとうございました。
そして、今回不甲斐無い走りだったとしきりに反省していたチュウ太君ですが、
まだ彼は自転車暦もレース暦も誰よりも浅い初心者です…
彼を反省させることになったのは私達チーム員の責任でもあると思います。
全力を出し切るのは本人次第ですが、
彼がその壁を乗り越える気持ちを持てるように、
また心折らずに走れるようにアドバイスしたり、自転車のポジションを改善したり、
今まで学んできた自転車に関する知識を、
また教えてもらった技術を後輩に伝授していくのは私達の責務だと思うので、
彼がMOJYUMAのチーム員である限り、
この先どれだけ走れるようになるのかを楽しみにチーム皆で、
改善、協力、そして私達も彼と一緒に切磋琢磨していきたいと思います…。
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